高濃度カテキン茶とは
高濃度茶カテキンという言葉、このところお茶のCMでよく出てくるよね。厚生労働省が許可している、特定保険用食品といわれる商品。
最初に高濃度茶カテキンのCMを見たのは数年前だった記憶があるけど、その頃は特にメタボリックとか騒がれて無かったかな。
まあ体脂肪が気になる方への特定保健用食品なのだから、当然ダイエットできるんじゃないの?って話になりそう。
そもそもお茶に含まれているカテキンだけど、抗酸化作用、血中コレステロール調整作用、血圧上昇制御作用、抗ガン、抗菌、抗アレルギーといった、体にイイ事尽くめ成分みたいに言われてる。
一時は確か虫歯予防の救世主で、カテキンがガムに含まれたりした記憶があるけどね。
何でもその頃はカテキンをもじって、勝て菌になんていうダジャレみたいな表現もあったのだとか。
それがペットボトルのお茶が人気になるうちに、カテキンが入っているから体にいいとか、抗菌が口臭予防になるとか言われ始めた。
その後イロイロな研究が行われて、茶カテキンは体脂肪の蓄積を抑えるという結果が導き出されたみたい。
高濃度茶カテキンのペットボトル茶って、スーパーで見てみると結構いいお値段。それでも余計な脂肪が付きづらいなら、確かに太りにくくなるはず。
だからって今現在がメタボ状態で、運動しないで食べ続けていれば、いくら高濃度茶カテキンを摂取してもやせないはず。
そもそもお茶を飲めば痩せるのじゃなくて、太りづらくなる可能性がありますってだけでしょ。
なのにそれを勘違いすると、結果的には現状維持どころか、結局太るような気がする。ダイエット向けの商品とも、言いづらい一面がありそうだよ。
だから高濃度茶カテキンのペットボトル茶には、あまり過度の期待はしないことかな。基本的に体を動かして、腹八分目が大切。
高濃度茶カテキンのお茶は、あくまでもダイエットの手助けをしてくれるもの。決してそれだけ飲めば、楽して痩せるわけじゃないって事なのだろうよ。